タグ

タグ:腸脛靭帯炎

腸脛靭帯炎

カテゴリ:
仲間が数名腸脛靭帯炎に悩まされている。

と言う管理人も二年程前両膝を腸脛靭帯炎になり随分乗れない時期があった。
(現在は完治)

この症状はランナー膝などと呼ばれておりますが、自転車競技者でもこの症状は起こるらしい。原因はO脚だったりオーバーユース、ウォームアップ不足が考えられるらしい。
E-3e_2
腸脛靭帯は、大腿骨(太ももの骨)の外側に位置し、膝を伸ばした時は大腿骨の前方に、曲げた時は後方に移動します。この移動の際に、大腿骨外顆という骨の外側のでっぱり部分にぶつかったりこすれたりします。膝の曲げ伸ばしをするたびにこすれて摩擦が生じるため、その回数が増えると炎症が発生します。 炎症は脛骨部分で発生することが多いですが、まれに足のつけ根の大転子部分にも起こります。

この症状に悩まされた経験者として自分なりに原因を思い返してみた。

発症した時はそれまでポタばかりだったのですが着実に距離が伸び峠に登るのが楽しくなってきた頃。

ヤビツ峠に行く途中の善波トンネルの登りで右膝の外側に違和感を感じていたのだが、そままヤビツ峠に登った事で完全に痛み出した。右膝をかばい帰路の60kmで今度は左膝も痛みだした。痛みと疲労と寒さと満身創痍でなんとか家に辿り着いたのを憶えている。と言うか二度と忘れないだろう。
特に右膝の痛みは酷く3日程まともに歩けなかった。

一週間もすると痛みは消え自転車にまたがり走ってみたが、40kmぐらいすると右膝が痛くなり寒い時期もあり自転車に乗るのが嫌になった。そしてそのまま丸1ヶ月は自転車には乗らず完全に痛みが消えたときに軽く乗ってみた。短い距離では痛みは出ないので安心していたが、知人と100kmほどのライドに参加した際にまた発症。

病院にも行ったが安静にするしか無いとの事で安静にするが、でも自転車には乗りたい、、、けど痛みが恐い。
医者に安静にしろと言われても治っても又発症しては今度こそ本当に自転車に乗れなくなるかもしれない?そんな危機感まで感じた。実際病院では解決方法は教えてくれず自転車に乗るなぐらいしか言われない。

ネットで色々調べてみるとクリートの位置だったりペダルに対してシューズを逆ハの字にセッティングする、シューズの外側に詰め物をし外側を上げて見る等等。ポジションからあらゆる事を色々試してみたが、やはり長い距離を乗ると違和感を感じたり痛みを感じたりした。

最早何をしても痛みが付きまとい自転車に乗るのが恐くなった。

そこで、考えたのが今までの自転車の乗り方や考え方をリセットする事にした。
ロードバイクはスピードが出るので力一杯漕げばそこそこのスピードが出る。ホイール等も変更すればまた乗り味が変わりそれを楽しむ為にスピードを出してみたり新たな機材に興奮し無茶をしたくなるが、その辺を一切封印した。

とにかくペダリングに意識をした。
普通に考えれば小さい筋肉を使うよりは大きい筋肉を使う方が効率が良い筈だと考え大腿筋と大臀筋に意識をおいた。どういうことかと言うと単純に可動域を広くする事だった。脚の付け根から出来るだけ膝を上に上げる、胸に付く様なイメージのペダリングを心がけた、そうする事で大腿筋は勿論、大臀筋も必然的に伸縮が大きくなる。
さらにクリートの位置だったり細かい所は神経質にならずなるべく真っすぐ脚の上下運動をするよう心がけた。ペダルは回す物と思っていたが実際は脚の上下運動では無いのか?と思い始めてきた。

【※大抵の方はペダルを回すと言う事を勘違いし、上死点を随分過ぎた後に踏み込んでいる様に見受けられる、そんな人に限って膝をおかしくしている。(全てではないが)】

走ってもスピードは上げず違和感がでたら乗るのをヤメた。それを繰り返す事により距離を伸ばして行っても膝が痛まないようになってきた。ここまで約半年の時間を要しました。

痛みがなくなると踏み込みたくなるのがロード乗りの性。
ただし今までのように踏み込むのでは無く、太腿の付け根から踏み込む様に意識をする。そうする事により膝への負担は軽減される筈だ。そしてある書物を読むと上死点と下死点でのトルクの掛け方が掲載されていたので、それも意識するようになると今まで意識していなかったハムストリングスへの負荷も体感出来る様になってきた。また脹ら脛が筋肉痛になるような事もなくなった。

もう、この頃には膝への不安は随分解消されて月間の距離も随分延ばせるようになった。 

よく硬いフレームや硬いホイールは疲れるし故障の原因になるなど言われているが実際はそうでは無い事に気が付いた。
硬いフレーム/ホイールは反応に対する時間が速いため確かに進んでいる気がする。きっとそれを錯覚し踏み踏みペダルになったり力以上のトルクをかけるので膝を壊したり脚が無くなったりするのだろう。
結局の所ペダリングがしっかり出来ていないので、速度域があがる巡航になったり登りになったりするとペダリングへの意識が薄れ踏み込むだけのペダリングになり故障を起こす。
意識が出来る様になるまでは徹底的にやり込むしかないのだが、仲間とのライドになるとそうも行かない時があったりしますが、辛い状況になっても意識だけはペダリングに注力する事ですね。

硬かろうが柔らかかかろうが基本はやはりペダリングだし故障しない為に重要なのもペダリングだ。

とは言え、管理人も完璧ではないので故障には気をつけながら上達して行きたい。 

あくまでも個人的主観になりますので腸脛靭帯炎でお悩みの方はスポーツ専門の病院に行く事をお勧めします。医者が自転車に乗っていれば解決策はだしてくれると思いますが治すのが医者と考えれば安静にしてなさい、としか言われません。

長くなりました。スマソ。
おしまい。 

1月走行距離

カテゴリ:
IMG_0453

去年の1月2月は腸脛靭帯炎に悩まされ殆ど乗る事が出来ませんでしたが、クリートの位置を変更したりサドルの調整をしたり、何よりも注力したのがペダリングの徹底でした。
そのおかげかわかりませんが、今の所酷い再発はしておりません。とは言え、厳しい登坂などでペダリングの意識が途切れると同じ箇所が軽く痛くなった事が何度かありますが、とにかく踏まないって事を意識して脚の筋肉を使っているので自転車に乗れない状況にはなっていないのが救いです。


膝の痛みの不安を抱えながら江ノ島100キロライド

カテゴリ:

2ヶ月振りとなる100キロライド。 膝の故障から50キロを越える距離をほとんど乗っていないため心配。 メンバーは先々週大井埠頭に行った時と同じSさんとその息子さんT本さんと私。 息子さんとT本さんに関しては初の100キロ挑戦。 江ノ島へ出発。
IMG_1627


ルートは行きは15号をひたすらまっすぐで、戻りは横浜から第二京浜。

このページのトップヘ

見出し画像
×