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このホイールでそろそろ500キロほど乗ったので感想。そもそも貧脚な管理人がインプレなんておこがましいが、まぁいいかwww

フルクラム RACING Quattro(レーシング クアトロ)インプレ&比較



ホイールとしてはジャンルが違いますが同価格帯のSHIMANO WH-6700 と比較しながらインプレしてみます。

CP(コストパフォーマンス)

標準価格¥43,050(税込)Wiggleなどでは¥29,681程で販売されている。管理人は約¥30,000程で購入。金額を考えると使用用途によってはお買い得なホイールではなかろうか?

スペック

リム高:35mm ホール数:前/18、後/21 ハブ:剛性と軽量のバランスの取れたアルミボディハブを使用 ニップル:軽量なアルミニップル クイックレバー:付属 リムフラップ:付属 重量:1710g(前後)
上記の通りホイールとしては重めだがクリンチャーの35mmのリムとしてはそれなりの重量だろう。

実際同価格帯のWH-6700 と比較しても 重量:1652g(前後)と60gほど重くなった程度

ビジュアル

リム高が35mmあるためそれなりに迫力が出るがチューブラーホイール(以下、TU)に比べるとリムブレーキ部分の色がシルバーなため実際のサイズより見た目が高く見えない。RACING Quattroのロゴなどはシールの為WH-6700辺りと比べるとチープな感じは否めない。フリーボディー部分は11sの表記有り。

走行感&剛性

比較対象WH-6700+IRC ROADLITE TUBELESS

リムが高いだけあり巡行は幾分楽に感じる事はできる当然スピードにもよるが30km/h以上でないと重量がネックになりそれほど35mmリムを体感する事は難しい。都心などSTOP&GOが多い場面ではモッサリ感は当然つきまとう、そのようなコースで無ければジャイロ効果なのか???この価格帯のホイールにしては良く回ってくれるし進んでくれるホイールではなかろうか。乗り手の脚質にもよると思うが剛性はこのクラスではそこそこある方だと思われるが、上級者にはモッサリ感しか残らないホイールであろう。管理人自体はこのホイールにGP4000S を履かしており、タイヤのおかげも有るが転がりは良い方だと思う。実際ホビーレースでも使用してみたが、巡行速度維持が楽な気がしたw

乗り心地に関して言えばWH-6700+IRC ROADLITE TUBELESSの組み合わせには勝てないがそれほど固さは感じないし、可も無く不可も無くと言ったところだ。CLの場合の乗り心地はフレームによって随分変わると思うので正直気にしていないと言った方が正しいかもしれない。
参考までに100キロオーバーのライドでも、特に乗り心地が固いといった印象は受けなかった。

加速性

重量があるため、当然加速性能は良くないこのホイールにそれを期待するのがそもそも間違い。その部分を求めるのであればFFWD F6やWH-9000系など、カーボンリムの軽量ホイールを選択すべし。
しかし、それを言い出すと比較にもインプレにもならないのでWH-6700と比較。WH-6700に比べれば剛性が多少高めな為、急に速度を上げられてもそれなりに反応はしてくれるしジャイロ効果もあり高速域でもそこそこ反応はしてくれると思うには思うのですが、、、、
ミドルディープリムを履いたからって劇的に速くなるなんてことにはなりません。ギアが一枚軽くなった!だの巡行速度が数km/h変わった!って劇的な変化はレーシング クアトロには当てはまりませんw
タイプの違ったホイールを履くと速度はさほど変わらずともモチベーションが上がるって事だけは周知の事実です。それと自転車に乗る理由付けになったりしてw

ブレーキ&コーナーリング

管理人個人としてはフルクラムホイールのブレーキは効きが良く安定している印象。
コナーリングも横剛性がしっかりしていると感じた、ダウンヒルの際コナーに突っ込み気味でアウトinインアウトで立ち上がりに踏み込んでもブレる感じは無く安定感はありダウンヒルの際にレーシーに攻めてみても良い印象を受けるでしょう。

登坂

重い。

ロング&登坂の機会の際はR-SYSを履いて走るの比較にはならないが、それにしても重いし進まない。重量は約60gしかかわらないがWH-6700の方が楽に登坂出来る印象を受けた。
ただ、他のホイールと比べて剛性が原因なのかは不明だが、クルクル回すよりトクルをかけた方が進む印象を受けた。

ただ、このホイールで1000m越えの峠を登る気にはなれない。

まとめ

万人に受け入れられるホイールでは無さそうだが、ガシガシ踏みながら高速巡行を楽しむ方や通勤通学の普段履き、平地トレーニングだったりクリテリウムレースには向いているのではなかろうかと??思っている。
ロングライドや峠には完全に不向きなので、練習用ホイールとしての位置付けが一番しっくりくるかもしれません。
比較対象だったWH-6700は逆にロングライドやツーリングなどに使用でき、万人に向けたホイールかと、、、
完成車を購入し、そろそろホイールでもって方にはCP的にも良いホイールだと思います。
用途は違うので比較対象としてはちょっとズレていますが、初心者向けの手頃なホイールって意味では、やはり世界のシマノ(別にシマノ信者ではありませんがw)安定のシマノって感じですかね、ただし、WH-6700をクリンチャーとして使用した場合は全く印象は変わってきますが、この価格帯でチューブレス対応って部分が、レーシング クアトロより使い勝手が良いポイントですかね。
上を見たら切りがないロードバイクパーツですので、購入の際は慎重になるのもわかる気がしますが実際に乗ってみない事には分からないってのもホビーレーサーとしてはもどかしくもあり楽しさでもありますね。

  RACING QuattroSHIMANO WH-6700
 

CP


 ◎
 

スペック


 

ビジュアル

 ◯
 

走行感&剛性

 ◯ ◯
 

加速性

 ◯
 

ブレーキ&コーナーリング


 △
 

登坂

 X